合気習得でぶつかる壁2〜’合気’を掛けられない〜

合気

’合気’を習得しようとした場合、まず最初にぶつかる壁は、そもそも’合気’が
何なのか分からないということだと前回の記事で書きました。

では、その次にぶつかる壁は何なのかというと、それは相手に’合気’を
掛けられないということだと私は思います。

’合気’を相手に掛けることが出来なければ、技を再現することが出来ないわけですから、
次のステップに進むことが出来ません。

師の技を真似して稽古していても同じ様にならず、私も随分悩みました。

’合気’を相手に掛けるにはどうすれば良いのか、皆目検討もつかないというのが、
多くの人が抱く感想ではないかと思います。

これに関していうと、行なっている技の全てが100%駄目ということはなく、
実はあと少しで技になる(’合気’が相手に掛かる)という段階の
技を行えていることが少なくありません。

’合気’を掛けるという経験が無いために、それに気付けていないだけで、
1回の稽古で行う技のうち、何回かは惜しいところまでいっています。

ただ、それに気付けるかどうかは、一緒に稽古している人に影響される部分が大きいため、
惜しいところまでいっているのに、何年経っても全く技が出来ないと
自分で思い込んでいる人もいると思います。

’合気’の技は、100%の完成度でなくとも技が掛かる時は掛かりますし、
入門初日であっても、条件が整えば、十分に技を掛けることは可能です。

そのため、あと少しという些細な部分を掴むことが出来るかどうかが、
’合気’を掛けられる様になるかどうかの分かれ道です。

’合気’を掛けられるかどうかというのは、本当に紙一重の些細な差でしかありません。

では、どの様にして’合気’の掛け方を学べば良いのでしょうか。

私は、それは’合気’の技が出来、かつ、’合気’の掛かりやすい人と
稽古するのが良いと思います。

世の中には、’合気’の掛かりやすい人と掛かりにくい人がいます。

初心者のうちに、’合気’の掛かりにくい人と稽古しても、
結局は’合気’の掛け方が分からなくなり、袋小路に嵌るだけです。

’合気’の掛かりやすい人と稽古し、徐々に’合気’の要点を絞り込んでいく方が、
’合気’を身につけやすいと思います。

全ての人に等しく’合気’を掛けられる様になるというのは理想ですが、
それを行うには、ステップが必要です。

’合気’の技が出来て、’合気’が掛かりやすい人であれば、
自身が’合気’の技が出来るために適切な助言をもらえます。

実際は、そのような人とばかり稽古するというのは難しいと思いますが、
意識してターゲットを絞ることにより、無駄に悩むことは無くなると思います。

私の現在の理解では、ある一定以上のレベルに達している人に
’合気’が掛かりにくい人はいません。

それは、一定以上のレベルに達している人は、姿勢や重心の位置、意識の使い方が
’合気’が掛かりやすい状態になるからです。

稽古するうちに’合気’が掛かりやすくなるというのは、洗脳ではないかという人もいますが、
そうではなく、身体が整っていくことにより、自然に起こることです。

逆に、ずっと’合気’が掛かりにくいという人の場合は、色々と見直すべき部分が
多くあるのではないでしょうか。

入門時点で、’合気’が掛かりにくいというのは問題ありませんが、
稽古が進んでいくうちに’合気’は掛かりやすくなっていきますので、
何も変わっていないという人は、自身を見直すことで、
上達の一助にすることが出来ると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました