どのようなことに気をつけて稽古を行えば、’合気’が身に付くのでしょうか?
気を付けるべきポイントは、多々ありますが、私が大切だと考えているものについて、
これから何回かに分けて書いていきたいと思います。
※下記の内容は、あくまで私の所属している流派の’合気’についてのものになります。
求める’合気’の情報と合致しないと思われる方は読み飛ばしてください。
武道を始めた当初、私は気を付けるポイントが分からず、我武者羅に稽古をしていました。
当時は当時で、私なりに考えて稽古をしているつもりでしたが、今から振り返ると
ポイントがズレており、結局は何も考えずに稽古しているのと変わらない状態でした。
この記事を読むことで、これから稽古する方々が少しでも効率よく稽古をしていただけたなら、
幸いです。
現在の私の考えになりますが、稽古の時にまず何に注意を払うべきかというと、
’真っ直ぐに立つ’ことだと思います。
もし身体が前後左右どれかに傾いていたならば、その体勢を維持するために、
筋力で支える必要がありますので、余計な筋肉の緊張があります。
真っ直ぐに立つことにより、はじめて身体の余計な力を抜くことが可能となります。
身体から余計な力が抜けた状態が、’合気’の技を行うための前提となる身体の状態ですので、
真っ直ぐに立つことが、’合気’を習得する上でのスタートラインと言えます。
’真っ直ぐに立つ’というのは、言葉で言うととても簡単ですが、
実際にそれを行うのはとても難しいことです。
私も現状で真っ直ぐに立つことが出来ているかというと、出来ていないと思います。
しかし、稽古を重ねる中で徐々にこれかなと思う感覚が出てきました。
完璧ではありませんが、求める立ち方には近づいていると感じています。
’真っ直ぐに立つ’ことがなぜ難しいかというと、どの様に立つのが正しいか分からないからです。
’合気’の技を行うために、身体から余計な力が抜けた状態をつくりたいわけですが、
そのためには筋肉の余計な緊張を生まない様にするために頭や胸・腰、腕などの
各パーツが正しい位置になければいけません。
’真っ直ぐに立つ’というのは、’正しい姿勢’と言い換えても良いと思います。
世間一般では、胸を張って背筋が伸びているのが良い姿勢と言われますが、
胸を張っていては、無駄に筋肉が緊張しています。
かと言って、猫背になっていてもいけないわけで、その丁度いい塩梅を
自分で見つけなければいけません。
これは、頭だけで考えて分かることではなく、稽古を通して頭も身体も使って、
理解しなければいけないことになります。
そして、真っ直ぐに立っている状態というのは、’合気’の技を行う前だけではなく、
技を行っている最中や技を掛け終わった後にも維持するべきものです。
自分の身体が傾き、相手に寄り掛かっている状態というのが、通常は相手を押す時の状態です。
ただ単純に相手を押したいのであれば、それでも良いと思いますが、
その場合、相手の力とぶつかってしまいます。
’合気’の技の場合は、相手とぶつかって、’力’と’力’がぶつかり合う状態にしないことで
技を掛けていきますので、技を掛けている最中も、技を掛けた後も、
真っ直ぐに立っている状態をキープしなければいけません。
’合気’の達人と謳われる方々は推し並べて、姿勢がよく、立ち姿が綺麗ですが、
それは上記の理由によります。


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