上達論

名人・達人は凡人に絶望を与える〜合気の神業と絶望〜

私は今までの武道修行の中で、幸運にも名人・達人と呼ばれる先生に お会いすることが出来ました。 私が修行しているのは、合気系の武道ですので、 私が会うことの出来た先生(師)の技も’合気’を使った不思議な技でした。 技を掛けていただいた際には、...
上達論

癖を無くす〜武道・武術で求められる身体の動かし方〜

武道・武術の身体の動かし方というのは、個人の身体の動かし方の癖を 無くしたものだと考えています。 そして、癖が無い動きというものが、人間本来の自然な動きだと思います。 勿論、流派・会派により、身体の動かし方に特色はあると思いますが、 基本的...
上達論

ゆっくり動く稽古の重要性

長年稽古を行ってきましたが、 自分では一向に上達出来ている実感が持てませんでした。 もう何年も前から何も変わっていない。 そのように感じていました。 そうして悩んでいる時に一人稽古でやり始めたのが、 ゆっくりと動く稽古です。 ゆっくり動くこ...
上達論

反復練習と慣れ〜動作に慣れることと上達することは違う〜

道場の師や先輩方を見ていて思うことですが、 ずっと上達し続ける方もいれば、全く変わらない方もいます。 達人・名人といわれる域にいるにも関わらず、 成長し続け、上達が止まらないという方がいる一方、 ある時を境に全く進歩がなくなるという方もいま...
武道・武術

弱点を他の武道で補うことは出来るのか?

学生時代に合気道を始めて、しばらくした頃の話です。 打撃を苦手と感じた私は、空手を習うようになりました。 単純に苦手な打撃を空手で補おうと考えたからです。 それぞれ稽古に打ち込みましたが、 私の場合はそれが実を結ぶことはありませんでした。 ...
上達論

頭でっかちな稽古

武道・武術では、技の理論(理合)だけを 知っていても意味がありません。 稽古を通して、身体に技を染み込ませ、 無意識で技を繰り出せるようにする必要があります。 極端な話、技の理論が分からなくても 技が無意識に出るのであれば、それで問題ありま...
上達論

試行錯誤の罠

何事においても、それを本当に身に付けるためには 自分で試行錯誤することが大切です。 武道・武術においても、技のやり方を教えてもらうだけでは 身に付かず、稽古を通して自分で試行錯誤することによって、 はじめて技が身に付きます。 このこと自体は...
武道・武術

’合気’という言葉について思うこと

武道を学んでいる人間からすると’合気’という言葉は、 不思議な技の代名詞です。 小柄な老人が、体格に優れる若者をいとも簡単に投げ飛ばす。 性別も年齢も体格も超越する技法。 そのようなイメージだと思います。 しかし、’合気’という技法には、不...
上達論

型稽古と実戦

これは学生時代に合気道を始めてしばらくの間、 全く気付けなかった私の失敗談です。 合気道の稽古は、型稽古がメインとなりますが、 まだ若かったこともあり、力を目一杯使い、 また、ドタバタとかなりの運動量で技の稽古を行っていました。 これ自体は...
武道・武術

力の抜き方について

合気系の武道を修行されている方の中には、 力の抜き方について悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 私も武道を始めた当初からずっと悩んでいます。 力が抜けないために相手とぶつかり、技が決まらないということがよくあります。 力を抜きたいのに...