上達論

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反復練習と慣れ〜動作に慣れることと上達することは違う〜

道場の師や先輩方を見ていて思うことですが、 ずっと上達し続ける方もいれば、全く変わらない方もいます。 達人・名人といわれる域にいるにも関わらず、 成長し続け、上達が止まらないという方がいる一方、 ある時を境に全く進歩がなくなるという方もいま...
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頭でっかちな稽古

武道・武術では、技の理論(理合)だけを 知っていても意味がありません。 稽古を通して、身体に技を染み込ませ、 無意識で技を繰り出せるようにする必要があります。 極端な話、技の理論が分からなくても 技が無意識に出るのであれば、それで問題ありま...
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試行錯誤の罠

何事においても、それを本当に身に付けるためには 自分で試行錯誤することが大切です。 武道・武術においても、技のやり方を教えてもらうだけでは 身に付かず、稽古を通して自分で試行錯誤することによって、 はじめて技が身に付きます。 このこと自体は...
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型稽古と実戦

これは学生時代に合気道を始めてしばらくの間、 全く気付けなかった私の失敗談です。 合気道の稽古は、型稽古がメインとなりますが、 まだ若かったこともあり、力を目一杯使い、 また、ドタバタとかなりの運動量で技の稽古を行っていました。 これ自体は...
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わかっているつもりになってしまう〜ネットの活用法と自戒〜

昔と違い、今はネットで何でも簡単に調べることが出来ます。 一昔前であれば、その流派の秘伝とされていた内容でさえ、 YouTubeで解説されており、武道の修行をする者としてはありがたい限りです。 しかし、私が長年稽古を行なってきた上で思うこと...
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自分が出来ていると錯覚している〜上達を妨げる思い込み〜

上達の妨げになるものとして、自分が出来ているという錯覚があります。稽古しているうちに、この技は出来るようになった、習得したと考えてしまいます。しかし、出来ていると思ってしまうとそれ以上の進歩はありません。簡単に思えるようなことでも出来たと思わずに稽古を続けることが大切で、そのためにどうすればよいかを解説しています。
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集中出来ていない数稽古〜集中出来ずやっていることが悪い癖を生む〜

稽古を行う際に行いがちですが、 素振り等をする際に回数を決めて行なっていないでしょうか。 私も木刀での素振り100本、正拳突き100本というように回数を決めて行なっていました。 回数を決めて行う数稽古が、悪いというわけではありません。 決め...
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上達出来ない原因〜稽古の頻度が低い・どれぐらいの稽古頻度が必要か?〜

上達するためには、週にどれぐらいの頻度の稽古が必要でしょうか?学生であれば、週に3〜4の稽古を行うことも出来ると思いますが、社会人では、週一の稽古がやっとではないかと思います。では、社会人は上達することは出来ないのでしょうか?筆者の経験をもとに週にどのぐらいの頻度があれば上達が可能か、述べています。
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一度下手になることの大切さ〜本当に上達するために必要なこと〜

技はまず形(動作)を覚え、それを繰り返し繰り返し行うことで 段々とその技がスムーズに行えるようになり、身に付いていきます。 そうして技が上手く出来るようになると 技として一定の形が自分の中で決まります。 そこから更に上達する場合、小さな改善...
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基本となる身体の動きが出来ていない〜効率がいいのは自然な動き〜

最も効率よく身体を動かせるのは、身体の作りに沿った自然な動きです。それは流派に関わらず、前提として身につけておくべき身体の動かし方となります。長年武道の稽古をしてきましたが、私が上達出来なかった原因の一つは、自然な動きが身についていないことでした。どのように稽古を進めていくべきなのか、解説をしています。