武道・武術には様々な流派があります。
打撃主体のものもあれば、投げ技主体・寝技主体のものもあります。
私は、どの武道・武術が一番だということはなく、各々が修行したいものを
修行すれば良いと考えています。
時代や国が変われば、使用する武器が変わり、武器が変わると想定される
シチュエーションも変わります。
結果として、武道・武術の技も変わっていきます。
そのため、今後も新しい武道・武術が生まれてきますが、古いから良い、
新しいから良いということも無く、人それぞれの価値観にあったものが、
その人にとって、一番良いものだろうと思います。
個々人が武道・武術に求めるものは違います。
健康のための運動不足解消が目的という人もいれば、強くなりたいからという人、
人格形成のためという人等、求めるものも始める理由も様々です。
それぞれ求めるものが違うのですから、他人がこの武道・武術が
一番だということに意味はありません。
ただ一つ思うことは、どの武道・武術を修行するにしても
生兵法による怪我だけはしてほしくないということだけです。
私は体格や年齢・性別が関係しない技を求めて武道を始めました。
始めてからの数年は、理想はあるけれど、本当にそんなことが可能なのか
半信半疑の状態で続けていました。
社会人となり、何度か住む場所も変わり、その中で稽古する環境も変わりました
理想を追い求めて稽古を続けていると、ある日突然わからなかった術理のヒントが得られたり、
思ってもいなかった人との出会いがあったりします。
それにより、私は幾人かの師と出会い、自分の理想とする武道と巡り合うことが出来ました。
そして、未だに下手ではありますが、自分が理想とする武道の稽古を続けることが出来ています。
これは、本当に幸せなことだと思います。
武道を始めた当時の私は、20数年たった今のこの状況を全く想像していませんでした。
しかしながら、この状況があるのは自分が常に理想を追い求めた結果であるとも思います。
理想を追い求めたために苦しい思いもしましたが、追い求めることをしなければ、
おそらく、師と今習っている武道に出会うこともなく、武道の奥深さを知ることも出来ず、
ただ、運動として続けているだけになったのではないかと思います。
人の縁とは本当に不思議なもので、理想を追い求めていると、求めている縁が結ばれます。
もし、これから武道を始める方や、行き詰まりを感じている方がいらっしゃいましたら、
是非理想を追い求めて稽古に励んでいただきたいと思います。


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