2025-03

学生時代に合気道を始めて、しばらくした頃の話です。 打撃を苦手と感じた私は、空手を習うようになりました。 単純に苦手な打撃を空手で補おうと考えたからです。 それぞれ稽古に打ち込みましたが、 私の場合はそれが実を結ぶことはありませんでした。 ...

武道・武術では、技の理論（理合）だけを 知っていても意味がありません。 稽古を通して、身体に技を染み込ませ、 無意識で技を繰り出せるようにする必要があります。 極端な話、技の理論が分からなくても 技が無意識に出るのであれば、それで問題ありま...

何事においても、それを本当に身に付けるためには 自分で試行錯誤することが大切です。 武道・武術においても、技のやり方を教えてもらうだけでは 身に付かず、稽古を通して自分で試行錯誤することによって、 はじめて技が身に付きます。 このこと自体は...

武道を学んでいる人間からすると’合気’という言葉は、 不思議な技の代名詞です。 小柄な老人が、体格に優れる若者をいとも簡単に投げ飛ばす。 性別も年齢も体格も超越する技法。 そのようなイメージだと思います。 しかし、’合気’という技法には、不...