2025-03

武道・武術

現代で武道をやることの意味4

武道の稽古には、相手が武器を持って向かってくるというものがあります。 例えば、相手が刃物を持っていた場合、それだけで身がすくみ、 いつも通りに身体を動かすことは出来ません。 相手が刃物を持っていると、それだけで怖いですし、とても平常心ではい...
武道・武術

現代で武道をやることの意味3

武道では、流派によっては武器術を学びます。 例えば、刀の取り扱いを学んだりしますが、学んだとしても、 現代において、刀を用いて戦うということはまずありません。 もし実際に使うことを想定して、稽古するのであれば、 刀は使わず、ナイフなどを使用...
武道・武術

現代で武道をやることの意味2

合気系の武道を行っているため、特にそうなのかもしれませんが、 自分の身体の状態が相手に大きく影響するということがあります。 例えば、自分の体に力が入っている場合、 相手はそこを手掛かりとして、抑えやすくなり、 何か技をやろうとしても容易く止...
武道・武術

現代で武道をやることの意味1

私は武道が好きで、長年武道の稽古を行なってきました。 テーマを持って、技の稽古に励み、その時に自分が 課題だと思っていることをクリアしていく。 それが面白いと思い、稽古を行うことに疑問を持つことなく、 ずっとやってきました。 ですが、武道が...
武道・武術

受けを取れと言われるのはなぜか?

合気系の武道の場合、指導者に受けをきちんと取るようにと 指導されることも多いと思います。 その際に、受けをきちんと取らないと技が分からないなどと 言われたりします。 これはともすれば、忖度しろよと言っているようにも聞こえます。 正直な話、中...
武道・武術

身体操作と一発芸

武道・武術のパフォーマンスとして、 よく身体操作を使った技が行われ、解説されたりします。 このこと自体は、武道・武術のことを一般の方に知っていただくために 必要なことだと思います。 しかし、実際に武道を稽古している人の中には 身体操作に捉わ...
上達論

名人・達人は凡人に絶望を与える〜合気の神業と絶望〜

私は今までの武道修行の中で、幸運にも名人・達人と呼ばれる先生に お会いすることが出来ました。 私が修行しているのは、合気系の武道ですので、 私が会うことの出来た先生(師)の技も’合気’を使った不思議な技でした。 技を掛けていただいた際には、...
上達論

癖を無くす〜武道・武術で求められる身体の動かし方〜

武道・武術の身体の動かし方というのは、個人の身体の動かし方の癖を 無くしたものだと考えています。 そして、癖が無い動きというものが、人間本来の自然な動きだと思います。 勿論、流派・会派により、身体の動かし方に特色はあると思いますが、 基本的...
上達論

ゆっくり動く稽古の重要性

長年稽古を行ってきましたが、 自分では一向に上達出来ている実感が持てませんでした。 もう何年も前から何も変わっていない。 そのように感じていました。 そうして悩んでいる時に一人稽古でやり始めたのが、 ゆっくりと動く稽古です。 ゆっくり動くこ...
上達論

反復練習と慣れ〜動作に慣れることと上達することは違う〜

道場の師や先輩方を見ていて思うことですが、 ずっと上達し続ける方もいれば、全く変わらない方もいます。 達人・名人といわれる域にいるにも関わらず、 成長し続け、上達が止まらないという方がいる一方、 ある時を境に全く進歩がなくなるという方もいま...