上達する人と上達しない人の違いはなんでしょうか?
違いは様々あると思います。
個人個人で上達出来ない理由も違うと思いますので、
全てを一概に言うことは出来ませんが、
傾向として私の感じている所を書かせていただきます。
上達されない方というのは、自分の動作を意識して見直すことが無いように思います。
上達したいと思って稽古に臨み、一生懸命に修練を積んでいる方がいます。
そんな方が自分の動作を意識して見直さないということがあり得るのかと思いますが、
不思議なことに見直していません。
稽古中に技が失敗したら、上手くいくように一生懸命に修正をしています。
悪い動作を治そうと努力されています。
しかし、全く上達しません。
稽古を重ねていくと、その時、なぜ失敗したのか理解出来るようになります。
そのため、どのように修正したら良いかが分かります。
次に技を行うと上手くいきます。
問題は、後日同じ技を稽古した時に起こります。
上達されない方は、前回稽古した時の1回目の失敗したことをやります。
なぜ、このようなことが発生するかというと、失敗した動きというのが、
自分の癖になっている動きだからです。
そのため、癖として認識し、直そうとしない限り、1回目は同じように失敗します。
上達するために必要なのは、まず、自分の癖を知ることだと思います。
癖として認識出来ていれば、必ず修正出来ます。
今の時代、スマホで簡単に動画を撮れますので、自分の動きを動画に撮って見直すことをすれば、
すぐに自分の癖を把握することが出来ます。
一生懸命に稽古していると、それだけで自分は頑張っていると満足してしまいますが、
まずは自分を知るということを大切にした方が良いと思います。
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