現代で武道をやることの意味4

武道の稽古には、相手が武器を持って向かってくるというものがあります。

例えば、相手が刃物を持っていた場合、それだけで身がすくみ、
いつも通りに身体を動かすことは出来ません。

相手が刃物を持っていると、それだけで怖いですし、とても平常心ではいられません。

その恐怖を乗り越え、平常と変わらず動くにはどうしたらいいのか?

稽古をしたからといって、簡単に乗り越えることが出来るものではありません。

私も未だに身がすくみますし、全然平常心を保てるようにはなりません。
本当に自分は弱いと思いますし、情けないとも感じます。

怖いものは怖い。それが本音です。

しかし、それを乗り越え、どんな状況でも平常心を失わずに動けるようになる。
それが目指すところなのだと私の師は言っていました。

平常心を維持するというのは難しく、でもそれは、
日常生活を送る上で自分の力を発揮する上で、とても大切なことです

武道のとても怖い部分ではありますが、それは他のものにはない、
現代で武道をやる意義の一つだと思います。

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