ゆっくり動く稽古の重要性

長年稽古を行ってきましたが、
自分では一向に上達出来ている実感が持てませんでした。

もう何年も前から何も変わっていない。
そのように感じていました。

そうして悩んでいる時に一人稽古でやり始めたのが、
ゆっくりと動く稽古です。

ゆっくり動くことで、通常の速さで動いた時には
意識することの出来なかった、自分の体の動かし方、
重心移動・姿勢などを細かく確認することが出来ます。

通常の速さで動いた場合、自分で思っている以上に
自分の動きを制御出来ておらず、雑に動いています。

雑に動く稽古を繰り返していても、
その悪癖を身に付けているだけです。

結局のところ、私の場合は、その悪癖を身に付ける稽古を
ひたすら繰り返している状態でした。

ゆっくり動いた時と速く動いた時で動きに違いが出ると思いますが、
その差異を無くすことで自分の身体に意識を通した
動かし方を出来るようになったと感じています。

入門し、年数が経ち、自分の理想とする動き方が見えてきたら、
一人稽古でゆっくり動く稽古をすると良いと思います。

稽古の一環として、ゆっくり動くということをされている
流派・会派というのは、あると思いますが、
していないところで行き詰まりを感じている方が
いらっしゃいましたら、試していただければと思います。

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